大アルカナの世界とは

前回の続き。

今回から大アルカナ解釈例に入りたかったもののまだ序段で終わってしまった…

 

 

 

先に言っておくと、同じ大アルカナでもマルセイユ版、ライダータロット版で順番の入れ替えがあったり解釈違いがあったりする。大枠は同じだが細かいところはバージョンによってけっこう違う。ファミコン版とスーファミ版とゲームボーイ版と3DS版のドラクエが全部別物だし全部おなじものである、というのと似たようなものだと思ってほしい。

 アルカナとは

アルカナという単語は「隠れたもの」という語源から変化して「神秘的なもの」のような意味合いに変化していったそうだ。「深読みしたくなるもの」ということかもしれない。特にライダー版の絵柄はテレビ版エヴァ的な、ウテナ的な、深読みできる手掛かりが大量にちりばめられている。断片をつなぎ合わせて読み解くことにより、結果の認識に柔軟性をもって応じることができる。二次創作が得意なら使うのも余裕といったのもこのあたりにある。

 

で、大アルカナと小アルカナがそれぞれなんなのかというと、大アルカナは0からはじまり21までの数字を擬人化(?)して絵柄をつけた22枚のカード。小アルカナは4つのスート(マーク)を用意して、それぞれに1~10の数字札、そこにコートカードという「宮廷カード」とか「絵札」とか呼ばれる、従者、騎士、王妃、王の4枚ずつを足した14×4の56枚のカードである。こちらはトランプの原型と言われている。

タロットといえば特に踏み込んで知る機会がないと、この大アルカナのみをタロットとして認識されることが多い。

それなりのバリエーションをひっぱってキャラ付けができるのでエンタメ作品でのモチーフ利用も少なくない。ジョジョ3部、マジカルドロップ、ペルソナシリーズとか、思いつかないけどもっとほかにもあるだろう。私はたぶんマジカルドロップが初接触。池澤春菜のデスちゃんがさあ いいよデスちゃん…すごいどうにかしてやりたいかんじあるんだよ…あれパズル自体もスマホ向きだとおもうんだけど、もう新作出ないのかな…

 

 

ライダー版タロットを最初のデッキにすすめたのは小アルカナがあるからも理由のひとつで、大アルカナを使えるようになったら絶対に小アルカナを使いたくなる。その時にあらためて小アルカナつきのデッキを買いなおすのはそこそこの出費だし、そのうえ、大アルカナの自分内再構築から始めないといけない。それまでに使い慣れた大アルカナ版のみのデッキからライダー版へは手を伸ばしにくくなると思われる。

 

 大アルカナの世界は22話の2シーズンアニメ

所説あるが、大アルカナが示す流れは天上の世界のはじまりからおわり(完成)まで、一人の人生が成熟するまでのあゆみ、宇宙のはじまりからおわりまで、のように言われている。宇宙のはじまりから終わりも、人ひとりのはじまりから終わりもイコールで大差はない、ということでもある。それこそコレスポンデンスである。幾原的、セカイ系的考えかも。逆に小アルカナは人間社会の世俗のあれこれとも言われる。

 

ゼロである、何も持たずに旅に出る「愚者」からはじまり、様々な変化を経て21の「世界」にたどりつくまでが大アルカナの世界で、一つの紙芝居とか、漫画とか、絵本のようにこれらはつらなっている。

宝石の国の宝石たちのように、ランダムに、あるいはいいかんじにピックアップされて集められたコレクションではなく、ひとつのストーリーの場面集である。

わたしはこれにあわせて、大アルカナは半年アニメの0話から21話までと考えて扱っている。いやほんとに。0話が予告、5話目あたりまでが足掛かり、10話目あたりまでがその展開かつ10「運命の輪」で総集編回、15前後で「悪魔」「塔」といったドラマティック展開になって20の「審判」で最終決戦と結果発表、21で大団円の後日談なんですって。いやほんとに。あとわたしアニメをシリーズ構成単位で考えるのが好きなんで…だからなじみやすい考え方で…

0 愚者 ←予告編、ティザームービー
1 魔術師 ←導入話。全部盛りの派手めな展開
2 女教皇
3 女帝
4 皇帝
5 教皇 ←ひととおりキャラが出そろったので「教える」回
6 恋人 ←蜜月開始。仲間チームがまとまる、ツンがデレるなど
7 戦車 ←まとまった力で走り出す
8 力 ←力を制御できるようになってくる
9 隠者 ←明鏡止水(Gガン)
10 運命の輪 ←折り返し地点、総集編や1シーズン目の終わり
11 正義 ←シーズン1を経てちょっと傲慢にもなっている
12 吊るされた男 ←やってくる不穏な気配
13 死神
14 節制
15 悪魔 ←シーズン2中間地点前編、破滅の予感
16 塔   ←シーズン2中間地点後半、仲間との決裂など
17 星 ←ここから最終進化系になるための展開
18 月
19 太陽 ←決戦準備ができた
20 審判 ←最終決戦
21 世界   ←ラストバトルの決着および後日談、大団円

 

大アルカナの数字とカード名を並べてみたが、どうだろうか、半年アニメのティザーから後日談までのタイトルに見えてこないだろうか。シーズン1までは肩慣らしというか物理的な戦いだったのがシーズン2でスケールアップしている感じ、ないだろうか。タイバニの前期後期的な。

 

なので、アニメよりゲームが好きならRPGの序盤中盤終盤で考えてもいいだろうし、音ゲーの譜面構成で考えてもいいだろうし、カードゲームのデッキ構成でもいいし、とにかく自分が好きでよく考える、なじみのあるものに置き換えるのが手っ取り早い。私の場合はアニメのシリーズ構成。

 

 

私の解釈例の方向

タロットは描かれている人物の元ネタ方向と占いたかった内容をつきあわせてイメージする原作キャラエピソード結び付けタイプと、描かれているモチーフや絵柄そのものからインスピレーションを得る見た目からこじつけていくタイプがある。私は前者もそこそこ気にするもののそちらで解釈を深めるには西洋の宗教について造形を深める必要があるため、あと楽なため、後者の図像学的な解釈をメインとしている。前者のほうが組み立てやすい人もいると思われるので、自身がそのタイプだと思ったらそちらの解説に詳しい書籍をあたるとよいだろう。あくまでわたしの例を開示するにとどめる。

次からようやく大アルカナ解釈例。

 

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