Ⅲ 女帝 :タロットカード 大アルカナのナナド的解釈

バブみを感じてオギャれる

0で旅立ち、1で行動力を、2で理想を抱いたところで人間の世界がこれから作られていく。

で、3、女帝のカード。4の皇帝を差し置いて女帝が先に来るというのはやはり女帝が「母性」を強く意味するカードだからだろう。まずは産もう、みたいな。鶏と卵では、卵が先らしい。

女帝は女教皇の真逆と言える存在で、強い母性を表している。小アルカナのなかにも母性を示すカードはいくつかあるのだけどこれはもう全78枚中最強の母性で、小アルカナ使ってもこれが出るようなときは相当に母性、包容力のかたまり、相談者の嫁、母、そういった存在が関わっている。女の中の女、という意味の女帝。これはこれで女教皇とは逆の意味で男の心の中にこそ存在が多いであろう、男が理想とする女性、心理学用語でいうアニマともいえる。潔癖で気高くあってほしい気持ちの女教皇と、それはそれでバブみを感じてオギャれるママ兼嫁。

それが女帝…

図像から見る女帝のエロスとアニマ

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というわけで絵柄解説。

まず、女教皇でも触れた女性性のモチーフ、ザクロの模様がふんだんにリピートされた薄手のドレスを着ている。寝巻きらしいっすよこれ。で、このゆるゆるとした薄手のドレスで、彼女はいま妊娠しているとかいないとか。地位のある王冠、勺とのコントラストすごくないこれ?

で、足元にはハート型の盾に、金星ヴィーナスを示す女性のマークが描かれている。これが彼女を守るもの。

椅子の上には柔らかくて真っ赤な豪華な布がかけられている。

冠は勝利のモチーフである月桂冠と12の星が組み合わさったもので、黄道十二宮、天体の全てと勝利を冠にしている。

手前に広がる金色は小麦畑で、言うまでもなく豊かさの象徴。

奥の森からは川が流れて滝となっている。タロット世界で水は精神的な世界を示し、荒ぶる波なら荒れた感情、泉は思慮、流れているものはコミュニケーションを示すという。それが、彼女の元に流れ込んでいる。

物質と精神の豊かさに満ちた彼女は、女教皇が成長した姿とも言うらしいけど個人的には別人であってほしいなあ…

教皇との鏡合わせの姿

教皇との対比ポイントはとても多くて、月の冠と星の冠、背景をタペストリーで隠す女教皇と背後の森まで見せてる女帝、本を持つ女教皇とうにゃうにゃをモチーフにしてるとかいうワンドを持ってる女帝(満月じゃないかなあと個人的には思ってる)、体のラインを隠す女教皇とゆるっとした薄手の衣装で体のラインを見せてる女帝、きりっと正面を向いてる女教皇にリラックスしてる女帝、みたいな、まだまだあるんだろうけど。解釈は人それぞれだけど。

 まとめと予告

わたしは女性性をふんだんに使いながらも強い女性ということで峰不二子とかイメージしてるのだけども、ペルソナシリーズでは、こちらは魔術師と違って言葉の意味に近い女性キャラが作られることが多いかなという印象。

占いで出てくるときは前述のように母的な存在、またはそういった包容力が必要、みたいなことが多いかも。

 

次は皇帝。

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