Ⅻ 吊るされた男 :タロットカード 大アルカナのナナド的解釈

はじめに

11の裁判を経て、つるされてしまった。

12の「吊るされた男」あるいは「刑死者」。

12は吊られた男とか吊るされた男とか刑死者とか、もっとダイレクトに死刑囚とか

呼ばれている。ペルソナシリーズでは刑死者。
フリーゲームのIbでは謎解きにも出てくる逆さ吊り男。

 

ごきげん吊られ男

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この吊られてるのが誰なのかがバージョンで異なっていて、古いイタリア系タロットではユダがキリストを裏切った罪で吊られていることになっている。そのためそちらの版では地面に金貨が置いてあり、まさに刑死者、死刑囚の姿ということになる。

私の解説しているライダーウェイト版では吊られている北欧神話オーディンだ。あんたエジプトにキリストにユダヤギリシャ北欧神話ってもうなんでもぶっこんでるな、とんだスーパーロボット大戦だな、といった塩梅である。当時の最先端だったのだろう。ウェイト版を作り上げた黄金の夜明け団はそういう魔術結社だったのだろう。
オーディンルーン文字の秘密を得るために九日間、世界樹ユグドラシルに吊り下げられていたそうだ。自由意志で。そんなとこ絵にしてやるなよと思うけどまあ人間にとってはありがたいエピソードだ。ちなみにルーン文字の占いもタロットと同じ卜術である。

オーディンは自分の意思で吊られているからしっかり靴も履いてるし(降りるつもりでいるということだ)、緩く片脚しか縛られていないし、へんに余裕ある足の形してるし、何よりいい笑顔で後光までさしている。9日後にはルーン文字の秘密が手に入ることを知っている。

まとめと予告

ということで、正義の女神のペアとしてはあれだけどもとりあえず報われる辛抱であることを知っている「吊られた男」である。占いで出てきた時は、今は自己犠牲の時、必ず報われる、とりあえず耐えて、しばらくおとなしくしといて、みたいな感じ。そんなに悪い意味ではない。まあ逆位置だと刑死者的な意味にもなるけど。お前のそのセルフMプレイ誰のためにもなってない自己満足だぞすぐやめろよ、みたいな。

さて裁判と罰を経て(刑死者として考えた場合だけど)いよいよ死んでしまうのが13の死神である。

 

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