日本語と英語で違う、天体の意味② 宇宙

スピリチュアル的なものが好きなら「引き寄せの法則」とか「宇宙にお願いして云々」みたいな本は見かけたり買ったりしたことがあるでしょう。

前回に続いて、これらの日本語の本が言う宇宙とはなんなのか、について。

結論から言うと精神世界ジャンルで言う宇宙とはuniverseのことです。

宇宙の和訳にはuniverseの他にspace、cosmosがあります。

このうち、天体としての物理空間な宇宙、真空と暗闇、宇宙風や星雲の世界をspaceと呼びます。スペースシャトルと言いますね。物理的な宇宙空間の移動手段ということです。

cosmosは宇宙規模なシステムのことです。うちゅうの ほうそくが みだれる! てやつですね。違いますね。完全なる体系、アカシックレコードとか絶対運命黙示録とか巨大六法全書とか、そんなかんじの超システムな意味合い。物理学のむこうの秩序です。

ギリシャ哲学では世界をマクロコスモス、人体をミクロコスモスと呼びます。このへんもおもしろいんですけど長くなるので別記事。

さて、universeです。

これは何を示すかというと、すべてです。spaceもcosmosも内包したありとあらゆるもの、森羅万象、量子力学の仮説である平行世界の全て、神も内包するものです。

そう、かの名作RPGペルソナ3ポータブルにおいて女主人公が辿り着く存在ですね。P3Pがどれほど最高なのかはまた話しますね。

そして魔術師アレイスター・クロウリーがガチ魔術用に作り上げたトート・タロットの二十二番、マルセイユ1版やライダー版では「世界」の名前であるカードの名前です。トート版では「世界」ではなく「ユニバース」です。ここのあえての言い換えに、世界地図があらかた埋まった時代に生まれたクロウリーのこだわりを感じます。

uniはラテン語ベースの接頭辞で、(いろんなものが複合しての)「1つ」を示します。英語のTheというのはスポットライトが当たるようなイメージで、The moonとか The starのように、これ1つですよ!と強調するものなのですけど、それよりもさらに圧倒的に唯一感がありますね。全てを内包してるからそら1つですわ唯一ですわみたいなかんじ。United statesとか。

Verseはみなさんもオメガバースという言葉で馴染み深いですね。これはもともとラテン語で「向きを変える」みたいな意味だそうです。

わたしは英語話者ではないので細かいニュアンスは拾いきれていませんが、おそらくユニバース、1つの方向を向いている唯一の世界、に対して○○バースと呼んでいるのでは?と考えてます。詳しい人教えてください。オメガバース、ケーキバース、ドムサブユニバースなどは近年の輸入で一般化していますが、もともとアメコミ界隈では○○バースの呼び方が長かったようです。そもそもアメコミの世界はユニバースではなくマルチバースという多元宇宙世界で、それぞれの宇宙が番地みたいに名前がついてるとか。正史は616バース、クモに噛まれたのがピーターでなく少女なバース、ヒーローがみんなゾンビになってるゾンビバース、みんな性別が逆バースなど。

日本の二次創作だとパラレルワールド、略してパラレルというのがしっくりくるでしょう。

話がだいぶ逸れました。

つまり、スピリチュアルの言う宇宙とはuniverseのこと。人工衛星を飛ばしたり望遠鏡で観測したりしているあの宇宙とは別のもの、ということです。

以下わたしの推測ですが、キリスト教圏において、神に願うとは清く正しくなければなりません。個人の幸せや欲望に関するものは、キリスト以外のものに願い祈る必要があると思われます。

祈りの対象としてのuniverseとは、その対象として位置づけられているという側面もあるのではということです。

なお引き寄せの法則系では、かるべおさむという人が面白いことを言ってます。要約すると、我々の世界?宇宙?も、universeではなくマルチバースなのだということです。マルチバース宇宙において、自分は何にでもなっている、今自分がいる宇宙でも少しだけそこに似せればいいという考え方です。

無から有を作るより、すでにどこかにあるものとして扱うというのは精神的なハードルがだいぶ違って面白そうです。

また話が逸れました。

つまり何が言いたいかというと、ようは何かに祈るというのはそこそこに有効である。

認知心理学の理由、未だ解明されない未科学の何かの理由で。

ただ、その、祈る対象は真っ暗な宇宙ではない。

森羅万象、全てをたばねている、その能力をもつなんらかの存在。

と、ここまでつらつら考えていた年末に、思い至ったのです。

なら、日本人は別に、宇宙よりもっと祈りやすい森羅万象的な対象があるんだからそっちに祈ればいいんじゃないの?と。

universeとかいう対象を定めるのが難しい概念じゃなくて、手帳やノートに書くほど簡単でもなくて、得意ジャンルを持った存在に直接ハガキを出すみたいに願い事を祈ってオーダーする方法とその窓口、日本に八万件ほどあるじゃないの?と。

で、正月に絵馬奉納ツアーしてきました。

次の記事で、わたしの思う絵馬が効果を持つ理由と自分なりの祈り方の話書きます。

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