タロットカードとオラクルカードの違いについて

タイムラインでタイトルの二つの区別がつかない、というツイートを見かけてそのうちやろうと思っていたものです。

項目別に比較していきます。

発祥と歴史

タロットカード

15世紀にギャンブル用ツールとしてミラノで発生(今でいうマルセイユ版)、18世紀に魔術師団体「黄金の夜明け団」が占術ツールとして整形(これが今メジャーなライダー版)、占い用ツールとして一般に広まったのは1970年のアメリカにおける「ニューエイジ・ブーム」。(ニューエイジは日本人の言う「スピリチュアル」とほぼ同義)

ガチ魔術用に19世紀の魔術師が整形したのがトート版。なお「ラブライブ!」の「スピリチュアルやね」っていう人は、このトート版使い。

ラクルカード

1970年代のアメリカのニューエイジブームの中、「ダキニオラクルカード」「マヤオラクル」「エジプシャンオラクルカード」等が発生。当時の流行はキリスト系ではなく、よく知らん異文化にこそ神秘性を感じていたらしく東洋モチーフや古代文明多め。この時点では「タロットっぽい神秘的なカードを作る」みたいな流れっぽい。そこから二十年遅れて1990年代に心理学とセラピーのプロ、ドリーン・バーチュ博士が天使モチーフのオラクルカードシリーズを発行、現在のイメージへ。

枚数

タロットカード

大アルカナ22枚、小アルカナ52枚の合計74枚。

ラクルカード

ドリーン博士のオラクルカードはほぼ44枚、その他は作者による。

占い用途として

タロットカード

もともとはギャンブル用だったカードに、魔術結社が「あらゆるできごとの状況を見立てることができる」ことを見出し、占い用途をさだめたもの。そのため、状況や仕組みを読むことはできるが個人の願いや意思によりそうものではない。あくまで背景を描き、それにより解決策や現状把握を行うというもの。

ラクルカード(ドリーンデッキのみ)

割と重い依存症患者の対応が多かったドリーンが、セラピストの経験と学者の知識で作り上げた、心理学のトリガーを仕込んで作ったセルフセラピー特化ツール。「今何をすべきか」「何をやめるべきか」「どんなことを考えるべきか」といった、「次にとれるアクションが何なのか」に使い手が自分でたどり着けるように設計されている。

汎用性

タロットカード

魔術結社が見出しただけあって、非常に高い。あらゆる出来事を占えるし、なんなら実在しないものについても占える。創作とか。

ただし汎用性があまりにも高いため解釈が難しい。世界地図のようなもの。

ラクルカード

ドリーンに限って言えば汎用性は低い。また、高いデッキと低いデッキがある。答えが見えやすいが、そのぶん広範囲の占いをするなら複数デッキをそろえる必要がどうしても出てくる。町内地図のようなもの。

それぞれの結果スタイル

タロットカード

背景を描くことで立ち位置を示す。「ここはどこ、私は誰」な人に、「ここは病院、その診察室、あなたは周囲から敬われており何かを期待されている。この場所でそういう状況ということはあなたは医師なのでは?」みたいな。変な例だけど。

ラクルカード

主役を分析することでとるべき行動を示す。「ここはどこ、私は誰」な人に、「あなたはネクタイと白衣をまとっている。目の前にいる具合の悪そうな人の何が悪くてどうしたらいいのかがわかる。対処してあげてみては?」のような。変な例だけど。

例えば

アイドルになりたい、わたし学年で一番かわいいから!とりあえず次のA●Bのオーディションに申し込みたいんだけどどう思う? と相談された場合のそれぞれのカードの回答の雰囲気。

タロットカード

ラクルカード

結局初心者にはどっちがおすすめなのか

目的による。

「ペルソナとかマジカルドロップとかジョジョ3部とかで気になったから「タロットカード」を使いたい」という人であればタロット一択だし、それこそが目的なのでタロット以外ない。

「誰にも相談できないけど誰かに相談したい」ということであれば、オラクルカード。

ただしデッキ選びは慎重かつ大胆に。メルカリではオラクルカードの抱き合わせ出品がめちゃくちゃ多い…選べなかった人たちの墓場…たいてい「1、2回しか使っていません」って書かれてる…

あわせて読みたい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です