未経験でもウェブ制作になりたい!

なら、どうしたらいいのかなってのをかつての未経験者と採用担当もやった側からお話し。
なおわたしはウェブ制作10年以上、未経験者の育成とか書類選考する側とか面接官とかもやったことあります。

記事書いたきっかけは知人のこのブログ記事。

https://inafukukazuya.com/archives/8488

フリーランスのコーダーさんですが、SNSでコーダー募集した際の知見をまとめられてます。
コーダーだと具体的なスキルの差異はあれど、抱えてる問題はウェブデザイナーとやっぱり似てくるんだなあとしみじみ。

わたしの場合

もともとグラフィックデザインの専門学校生でしたが、卒業後は二年ほどフリーターしてました。その後バイト情報誌に掲載されていた求人広告制作に応募し、採用されました。
そちらでは正社員で二年ほど過ごし、インターネットが爆発的な普及を見せた(ヤフールーター駅前ばらまき事変)ことによりサイト制作にのめりこみ、ウェブデザイナーに転身してます。さらに後の現在はディレクターです。

で、最初の求人広告会社なんですが、倍率めっちゃくちゃ高かったみたいです。当時はグラフィックデザイナーがそれなりにきらきら系花形で(ウェブデザイナーがほとんど存在しないからね!インターネットが物好きアイテムだったから!)、のちにきいたら倍率20倍だったとか。
そんな中でわたしの採用の決め手となったのが「やる気」です。
どうやる気があったかというと、履歴書アピールでも面接アピールでもないです。

その会社が作っていた求人情報誌3誌の、実際に掲載されたイメージの広告を三つつくっていったんです。
半年後に見たら「なんやこれ……」っていうひどいできばえでした。でも当時の採用担当が非常に評価してくれました。というか、やっぱりやる気ありますとかがんばりますとかいう人はたくさんいましたが、実際の求人広告イメージ、というのを作ってきた人は一人もいなかったそうです。でしょうな。

ちなみに当時のわたしはやる気を見せたいとかじゃなく、「実務でデザインやりたい」「イラレの使い方ついでに覚えよう」「フリーターだし」くらいの感覚でとりあえず作ってみただけです。専門学校で課題慣れはしてたし。
当時は24才という若さもあったし、実はデザイナーでも少数派に属するらしいイラスト作成の能力もあったし(いうまでもなく同人誌で得たもの)(提出した求人広告イメージにそれっぽいイラスト書いてくっつけてた)というそれなりの下駄はあったものの、それでも「現物を作ってきた24才」がいたら、提出された制作物のクオリティが低くても喜んで採用するだろうな、と今の私は思います。絶対伸びしろでかいもん。

とにかく見せられるものを

というわけで、年が行ってるなら経験と実績、行ってないなら「やる気を具現化して見せる」「こいつ伸びそうと思わせる」が最適解だと思います。で、その手段として現物を見せる。

「今は制作物ないけど雇ってもらえたらがんばります!」は、気持ちはわかるけど、とてもギャンブル。「未経験なりに作った制作物これとこれとこれです!雇ってもらえたらがんばります!」を採るに決まってんですよね。だって応募者っていっぱいいるし。

いやほんと気持ちはわかるけど。お金もらえないのにサイトや制作するのって、あんまりやりたくないし、しんどいし。でもお金をもらえるようになったらちゃんとやるからお金くれって、よくよく考えるとすごい話ですよね、「実家暮らしで家事一度もやったことないけど結婚したらがんばる」って言う人みたいな。事前に半年くらいの同棲を検討したいですよね。

資格ってどうなの?

出ますね資格論。結論から言うと制作物のインパクトの1/10くらいですね。そしてちょっとした制作物の10倍くらいお金も時間もかかりますね。

面接対策に資格とるくらいなら現物作ったほうがいいです。まあその現物作ることができなくてお勉強のほうが精神が楽だから資格取得に走る人もいるみたいですけど……(でもそういう人はあんまり制作に向いてないとおもう)

色彩検定とかカラーコーディネーターとかウェブデザイン技能検定とかありますが、「資格に合格すれば一人前の実務力が身につく」というのは幻想です。英検やTOEICですらそうじゃないですか?

なので、採用確率あげるための資格取得なら辞めたほうがいいです。その時間でドットインストール見たほうがいい。この分野を勉強したい、ということである場合のみ推奨できます。とりあえずウェブデザイン技能検定は実務にはこれっぽっちも役にたたないです。断言。

まとめ

そんなわけで、言えることは「未経験者ならクオリティは問わずに制作物!経験者でも制作物!」です。

クオリティは問われませんが的外れなものはあんまりよくないです。入社後の実務に近いものがいいです。ウェブデザイナー募集だからって受賞歴のある渾身の油彩画とか見せてもあれですよね。
どんなものを必要としてるのかは募集側が提示してるはずです。

そんなかんじで、よい会社、よい案件、よい制作者になれますように。

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